電気

1801年、ボルタが化学反応で電気を起こす電池を発明。
1820年、エルステッドが電池につないだ電線に流れる電流が、磁石の針を動かすことに気づく。
これを聞いたフェラデーは、電線の近くに磁力線のもとである磁石を置いたら電流が生まれるんちゃうんと考え。
1831年、置くだけじゃあかん、磁石を動かして変化を与えたら電流が生み出せると、電磁誘導の法則を発見する。
 
ジョゼフ・スワンが炭化した紙をフィラメント(発光部)として用いた白熱電球を発明。
エジソンはフィラメントを京都の竹を炭化させたものにチェンジして長寿命化させる。
 
エジソンは電球を家庭に普及させるため、全米各地に発電所&送電所を設置し、電線を敷設する。
定電圧発電機は普及してたけど、電球を長く持たせるのに定電流発電機を発明。
直流送電の距離が伸びると電気がロスして力が弱まる欠点を、発電所の数を増やすことでカバー。
電線の銅を節約するため単相三線式配線に。
この発明でも電気のロスが大きく、発電所から半径800m以内か、高価な極太銅線を用いなきゃいけなかった。
 
ニコラ・テスラが電圧変換が容易で、長距離送電しても電気のロスが少ない交流電動機を開発。
1893年コロンブス博覧会で交流方式の照明装置が採用され。
1895年、ナイアガラの滝を利用した水力発電所でも、エジソンを押さえて交流方式が採用された。
 
日本では、1887年(明治20)に東京電燈が直流送電を始めてたけど。
50Hz仕様のドイツ・AEG製交流発電機を導入し、1893年(明治26)に浅草火力発電所を稼働させた。
1888年(明治21)、大阪電燈は60Hz仕様のアメリカ・GE製交流発電機を採用して事業開始。
東西で今でも統一されていない。
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青空に月が見えてた。
 
直流はまっすぐ、交流は波のように、電気が流れる。
1回転の1/3(120度)ずつずらして3本使うと、波のピークが規則的に次々くるので効率がよくなる。(三相3線)
どこを見ても3本セットで電線が通ってた。
 
家には100Vと200Vが使える単相3線が使われてるらしい。
三相3線とどう違うのか検索しまくった。
波3つの合体攻撃はパワーが強すぎて、家庭用には向かないみたい。
 
電柱の線はビニールのカバーがついてるけど、鉄塔の線はカバーが溶けてしまうほどの電流が流れてるからむき出し。
なのに、電線に止まった鳥が感電しない。
なんでかな〜と思って検索したら、電気は面倒くさいトコを通らず真っ直ぐ電線の中を進むことを選択するからだって。
1本の線に両足乗っけてると○だけど、片足を違う場所に乗せたら×だとか。
 
ガイシってゴボウ天みたいに中にケーブルが通ってると思ってた。
電気を絶縁するためのもの。