旧大國家住宅(岡山・和気町)

旧大國家住宅(Pあり) MAP
無料公開してたんで、お邪魔しまんにやわ〜。

祖先は辛川城主の弟・大森新四郎道明で、戦国時代末期に和気に移って帰農。
江戸時代中期に満體が18歳で運送業を興し、分家してココへ居を構えた。
幕末に道善が尺所村の大庄屋格となり大國姓を名乗る。

 
満體が1760年(宝暦10)に主屋を建造。
 
店の間に、火事装束、商用紋の入った油単、かんざしなどが展示されてた。
  
 
 
1801年(享和1)創建の2間からなる離れ座敷を、嘉永年間(1848〜1854)に1階が座敷&2階が蔵という蔵座敷に改築。
御成りの間は家人でさえ滅多に立ち入らない賓客用の部屋で、屋敷内で最も格式の高い洗練された装飾が施されている。
天保年間(1830〜1844)を中心に藩の関係者が何度か宿泊し、泉水(庭池)や襖絵が賓客の目を楽しませたと古文書に書かれてるらしい。
  
襖は4代目当主・森斐(号・黄谷)が描いた亀と、井上端木(1768〜1840)という備中倉敷の文人が描いた鶴の絵で飾られ。
向こうの部屋の明かりを受けて欄間の模様が浮かび上がったり、うみうしの巣が珍しくて美しいと床の間材に採用されてたり。
 
 
信仰心が厚かったようで神棚が多いらしい。
隠居の間に展示されてた。
  
 
土間でコーヒー(200円)をいただいた。

 
奥に出ると井戸場がある。
 
 
空地になってるトコには酒蔵があったそう。
主屋の2Fと繋がってたとか。