正絛宿(兵庫・たつの市)

海路をやってきた参勤交代の大名は、室津に上陸して午後まで休憩。
夕方に正條へ着き宿泊。
陸路を行列してきた藩は、2km隣りの片嶋に宿泊してた。
 
★井口家(←Pマックスバリュ) MAP
本陣に明治天皇御一行様が中国巡行の帰りに休憩に寄りました碑がある。
隣りの揖保川郵便局に駐車場はあるけど、道幅が狭い。
  
 
★浄栄寺
川の方へ向かい、途中路地に入る。
山門は龍野城の大手門で、見張り部屋をもっている。
 
東門も龍野城のもので、すかしから登城する者を監視してたんで、すかしの門と別名がある。
 
御殿も移築現存。

 
★正絛の渡し場
左に曲がって川沿いを行くと、当時から川の土手に沿って生い茂ってたというむくの巨木が。
水害時には畳を入れるように堤防が作られている。
 
平安後期、惟宗広言は近衛家に仕え、島津庄の下司に任じられて九州へ土着。
子・忠久は鎌倉へ出て源頼朝に近侍し、薩摩・大隅・日向・越前守護に。
次男の忠綱を越前守護代に派遣。
守護チェンジで相続できなかったけど、母方のおじいちゃんが関東御家人・高鼻有景で、鎌倉幕府から与えられてた下揖保庄地頭を忠行は継承。
揖保川はかつて庄の東側を流れてて、岸の構と呼ばれてた館は氾濫した時に現在の流れのドコカに沈んだ。