本要寺(兵庫・三木市&稲美町)

★本要寺(Pあり) MAP
寺院の中で唯一焼けずに残った本要寺に、秀吉は平井山から本陣を移し、自刃した別所長治の首実検をした。
 
三木合戦から四散した町民百姓を呼び戻すため、秀吉は税を免除。
城主が替わった後も税や労役を免れ続けてきたけど、4代目徳川幕府は払わんかい(延宝の検地令)と。
大庄屋・岡村源兵衛&年寄・大西与三右衛門が江戸へ行って老中に直訴。
死罪にされる行動だったけど、お寺に残されてた秀吉の制札が見つかって命拾いしたんだとか。
義民碑と、印籠がわりの制札などを保管する蔵を建ててる。
 
雲龍寺(Pあり) MAP
秀吉が首実験した後、別所長治の首は安土城へ送られた。
自刃の際に後を頼まれたとかで、住職が夫妻の首を貰いに行って、首塚として手厚く葬った。
 
 
★蛸草城(圓光寺、Pあり) MAP
三木合戦で別所氏に味方した城主・小山源兵衛は、志方城で戦ったけど破れ、大村合戦では奮戦したんだとか。
三木城・長治が自刃する際、別所家の守り本尊の十一面観音&2歳の末子を託され地元に逃れた。
末子は与兵衛と名乗って小山家を継ぎ、それから数十年後、十一面観音を本尊とし城跡に西教寺を建立。

明治初年、神仏分離令により天満神社にあった圓光寺が、寂れてた西教寺に引っ越してきた。
十一面観音は圓光寺の本尊・阿弥陀三尊の横の厨子に納められ、秘仏になってるらしい。