赤穂藩飛地領(兵庫・多可町&加西市&加東市)

赤穂藩は、赤穂郡35200石、佐用郡1200石、加東郡8200石、加西郡に8900石の所領をもっていた。

★西谷公園(Pあり) MAP
播但有料道路・市川南ランプから下道をGO。
瀬加城やにゅうにゅう工房、はんせを通り過ぎ、34号線を多可町へ車を走らせてると道沿いに気になる看板を発見。
 
茶店日帰り温泉がある、なごみの里山都さんを曲がって山へ。
 
赤穂藩飛地領だったらしい。
米を増産するために大和村でも灌漑工事を行い、筆頭家老・大石内蔵助が視察に再三訪れた。
 
岩盤に水抜きのトンネルを掘り、越水(洪水吐)として自然岩を削っている。

越水を保護するための石垣は、算木積みや扇の勾配という技術が採用されてる。
ラインのトコらへんがダムの堰堤跡のよう。
堤体を積み重ねる最後の工程の際、豪雨で決壊し、下流域にあった神社の鳥居が500mほど流されたとか。
 
底樋管のトンネル。
 
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☆久学寺(Pあり) MAP
浅野長直が領地を見聞に来た時、久学寺にお泊りしたらしい。
大和村の灌漑用ダム建設の進捗状態を視察に来た大石内蔵助もチョイチョイお泊りして、刃傷事件を知らせに早籠が赤穂へ到着した際もココにいて住職と囲碁を楽しんでたとか。

赤穂・花岳寺、東京・泉岳寺とともに、義士ゆかりの「三岳寺」とされ、浅野家菩提寺の1つらしい。
どんだけ辺鄙な奥地にあるねんてトコにあった。
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★穂積陣屋門(了徳寺、Pあり) MAP
赤穂藩飛地で、吉田忠左衛門加東郡奉行として在所。
浅野内匠頭の刃傷事件を知らせる早籠第1便は、加古川から手紙を届けている。
今は民家になってるからウロつくのは遠慮。
 
舗装された田んぼ道の中にあるお寺に、門が移築現存してる。