磯崎眠亀記念館(岡山・倉敷市)

★磯崎眠亀記念館(Pあり) MAP
岡山はイ草や畳表の産地として有名だったけど、衰退傾向にあった。
30歳の磯崎眠亀は、色模様のある畳表を作れないかな~と織り機の研究を始め。
明治7年、40歳の時に自宅兼研究所を建てる。
 
 
研究内容を覗かれないように2Fに研究室を作り、階段じゃなく滑り台になりそうなスロープを設け。
吹き抜けから滑車で材料を上げるようにしたり。
 
 
回転&横滑りで開閉する雨戸など、発明家らしい工夫が随所に見られる。
 
 
 
明治11年に織機を完成させる。
普通の畳表は縦糸90cmに90本だけど、錦莞莚は367本使われてきめ細かい織り目になってる。
広いところに差し込んだイ草を狭いところに締め付けるというアイデアで、精巧緻密な模様を出せるようにした。
 
翌年、イ草に独特の染色法を発明して、錦莞莚を製造。
100年以上経っても色落ちも変色もしてない。
 
英国や米国などへの輸出の販路を開拓し、明治30年を中心に茶屋町を繁栄させた。
 
磯崎眠亀が産婆役をして特許法ができたらしい。

明治1年の物理書。